【応援団インタビュー】100周年を迎えた歴史と伝統の応援団。後援会とともに次の100年へ

2025年で創立100周年の節目となった法政大学応援団。各スポーツ部の応援はもちろん、後援会含む各種イベントでの応援などでの粉骨砕身・献身的な姿に、後援会としても、しっかり支援していきたいと考えております。このたび、後援会の皆さんに、応援団の方々の素顔を少しでも知っていただく機会として特集を組みました。
今回リーダー部の布施拓真さん、濱田泰誠さん、吹奏楽部の河合陽菜さん、チアリーディング部の横山栞さんに、入部のきっかけ、応援に込める気持ち、後援会への思い、そして12月22日に開催される「オレンジの集い」の見どころなどを伺いました。

Profile

    法政大学応援団

1925年(大正14年)に創立した法政大学応援団は、「礼儀・節度・闘志」を三原則に掲げ、その精神は大正、昭和、平成そして令和へと守り続けられている。
「リーダー部」「吹奏楽部」「チアリーディング部」が3部一体となり、東京六大学野球をメインに、あらゆる体育会の試合に駆け付けるほか、入学式でのデモンストレーション等、大学のさまざまな行事においても活動を行っている。

入部のきっかけとなった入学式デモンストレーションと両親の後押し

(布施) 初めは応援団というのは知りませんでしたが、新歓のときに声をかけられたのがきっかけでした。とにかく、先輩たちがかっこよくて、憧れて入部しました。両親にはやりたいことをやりなさいと言われ、後押ししてくれました。
(濱田) 大学入学時には法政大学応援団の存在は知っていました。入団のきっかけとしては、入学式デモンストレーションのときに、かっこよくて憧れを抱いたからです。あとは大学4年間で1つ打ち込める団体に入りたいと思い決意しました。
(河合) 入学式デモンストレーションを見て、先輩たちと一緒に選手の応援をしたいと思い入部しました。両親も最初は驚いていましたが、私がやることを全面的に応援してくれて、後押ししてくれました。
(横山) 入学式デモンストレーションを見てとてもかっこいいと感じ、自分も先輩方のようになりたいと思い入部しました。両親は自分のやりたいことを後押ししてくれて、今でも支えてもらっています。

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入学式でのパフォーマンス

選手にも届いている『音』の力 3部で生み出す一体感

(布施) 選手と話すときに、応援団の音が聞こえるというのが1番うれしいです。音を届けるために一体感のある応援が大切だと思います。そのために、声をそろえて発声するということを1番大事にしています。そして、どんな局面でも音は止めずに、心の支えになる応援をしたいと思っています。
(濱田) 私は野球部を勝たせたいという一心でやっています。応援団は100年の歴史があるので、失礼のないように本気でやることを意識しています。そして、3部全体で動き、拍手の音、楽器の音、テンポを合わせることで一体感を生んでいます。
(河合) 吹奏楽部としても選手に音が届いていることを知って、もっと頑張っている選手の後押しをしようと思いました。そのために、楽器の音程やテンポをそろえることを意識しています。今年は3部全員で14人しかおらず、助け合いながら取り組んだことで一体感が生まれたと思います。
(横山) 選手の不安を少しでもなくせるような応援を心掛けています。また、選手の方だけではなく、観客のみなさんにも楽しんでもらえるような一体感のある応援ができるように練習しています。チアリーディング部としてはうまく踊ることよりも、周りと合わせて踊ることが大事だと思っています。

語った後援会への感謝 「支えられていること」を後輩に伝えていく

(布施) 応援団というのは学生だけではなく、たくさんの方に応援していただいているから成り立っていると感じました。特に後援会の方にはたくさんの支援やご協力をいただいて、感謝しています。私も応援団のOBになってからは後輩たちを支える立場の一員になりたいと思います。後輩には見られているということを意識して活動してほしいです。
(濱田) 後援会の方々には私が入団してから、たくさん励ましの言葉をいただきました。後輩たちには感謝を胸にしながら、『既存の応援にとらわれるな』ということを1番言いたいです。変化を恐れずに、法政大学応援団の基本三原則(礼儀・節度・闘志)を守って活動してほしいと思っています。
(河合) 日頃から後援会の方にはお世話になり、本当にありがたいと感じています。いつも応援団と同じくらいの熱量で、一体感を持って応援できていることをうれしく思っています。後輩たちには100年後も続く応援団になるために、人を絶やさずに獲得してほしいです。
(横山) 後援会の方々は応援席にもたくさん来ていただき、応援している私たちも安心できました。私も先輩方の努力や多くの方の支えがあって今があることを、後輩に伝えていきたいなと思っています。また、練習中は上下関係なく発言できるような練習環境を作ってほしいなと思っています。

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2025年11月16日(日)に開催された「法政大学応援団100周年記念式典・祝賀会」

「100年で1番のステージに」オレンジの集いで見せる第100代の集大成

(布施) 12月22日の月曜日に江戸川区総合文化センターで16時ごろから「オレンジの集い」を行います。当日は3部構成で、第1部は吹奏楽部ステージ、第2部はチアリーディング部ステージ、第3部はリーダー部ステージとなっています。1年の節目であり、引退前最後のステージなので、お時間があれば来ていただけると幸いです。1年間の集大成なので、私たちの代の色が1番出るのかなと思っています。
(濱田) 応援団100周年の節目にふさわしい、100年間で1番のステージにしようと思います。演出も凝っていますし、10年間ほどやっていない催しもあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。後援会の皆さんにもぜひ来ていただければなと思います。よろしくお願いします。
(河合) 吹奏楽部にとっても、1年間積み重ねてきた熱量や技術を存分に発揮できる機会となっています。ぜひ一緒に手拍子をして楽しんでいただきたいです。
(横山) チアリーディング部は6つのルーティンを披露し、それぞれ異なる雰囲気や魅力を楽しんでいただけます。息のそろったダンスや迫力あるコール、そしてステージ全体の一体感にもぜひ注目してください。

インタビューを終えて

日頃なかなか聞けない、応援団の方々の素顔や熱い思いを聞くことができました。今後も、さまざまな場所で応援団とともに、スポーツ応援に参加し、応援団も支援していきたいと思います。
ぜひ後援会の皆様もスポーツ応援やさまざまなイベントに参加いただき、応援団とともに法政大学を盛り上げていきましょう!

取材協力:スポーツ法政新聞会(松野要さん、加納正義さん)

【スポーツ法政新聞会】
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