法政大学後援会

2016年度長野県支部総会・父母懇談会報告書

2016年度 長野県支部総会・父母懇談会報告書

2016年7月24日(日)実施 会場名 ホテル ブエナビスタ

全体の感想

①講演内容について:
・(講演は拝聴できなかったので卒業生による就職体験談について)

社会学部OGの方の体験談を拝聴しました。子供は現段階では公務員を志望しています。

この先どうなるのかはわかりませんが、先輩のお話の中で民間企業を受けたことや、最終的に地元に戻り公務員になった経過を伺って、多いに悩んでいいのだと勇気をもらいました。先輩が具体的に教えてくださったアドバイスは

ご自身が就職活動に悪戦苦闘されながら培ったものであることが痛いほど伝わりました。就職活動はもちろん競争ですが、自分との闘いでもあります。この先、我が子も悩み、苦しむことがあるでしょう。そんな時はこれまで同様に子供の一番の応援団になりたい、子供の決断を信じられる親でありたいと思います。

②キャリアセンターの説明について:

・分かりやすい説明でした。当初、学部によって就職に影響があるのではないかと子供が心配しておりましたが、有利・不利はないと伺い安心してチャレンジできそうです。3月に広報活動がスタートしてから6月には50%近くが内定をもらっていること、有名企業においては依然求人が上がっているわけではないとあらためて知り、1年だからと油断することなく意識ある生活と準備をしなければと思いました。個人相談、企業別対策アドバイス、エントリーシート記入まで手厚くご指導いただける法政大学のキャリアセンターを多いに活用させていただいたり、都内の就職情報提供施設にも足をのばして、子供には積極的にインターンシップに参加し企業との接点をもってほしい、また自分の進む方向性を明確にしていってほしいと願っています。

③プログラムについて:

・多種多様な内容で大変興味深いものでした。貴重な機会ですので、情報交換のお時間をもう少しお取りいただきたかったです。

④個別相談について:

・事前に書面にて質問内容をお伝えできましたので、先生から的確な回答をいただくことが出来ました。時間が限られていたことで逆に本当に伺いたいことを精査して臨むことが出来ました。

⑤懇親会について:

・滅多にお会いできない方々とお話しできたこと、最後に肩を組んで法政大学の校歌を歌ったことで、大学に対する思いや同志としての親近感が深まりました。"子供の母校は我が母校"を体感しました。こうした血の通った交流が法政大学の歴史を支えてきたのだと思います。

⑥その他:

・ずっと法政大学に入りたくて子供と一緒に頑張ってきました。今回、学びの場をいただくことに感謝すると共に、あらためて法政大学の一員になれたことを誇りに思います。子どもたちや大学をバックアップするこんな熱い後援会が他にあるでしょうか?

会の中で耳に残った言葉があります...「学生時代に頑張ってきたこと」「東京でのこの4年間をどう過ごしたか」・・・これは子どもへの問いであるばかりか親への問であると私は受け止めました。子供にばかり"がんばれ、がんばれ!"と言って、自分は何を頑張っているのか?口先だけの言葉を子供が真剣に聴くわけがない。子育てや仕事、ボランティアを口実に自分がやらないできたことは何か、やりたいと思うことは何だろう?・・・と総会の後からずっと考えています。そして、「すぐ出来る小さな変化」から始めました。新聞をきちんと読むことです。そこで田中総長の記事を見つけました。総長のお言葉の中に、いま私たちに必要なのは事実を知る努力を続け、事実を周知することによって事実無根のうわさと責任転嫁を排除すること、という内容がありました。これは世界情勢を知ったり、これからの日本を考えるだけでなく、日常生活に応用できるものです。

偶然にも時を同じくして子供が新聞を購読し始めました。特別なことではありませんが、スマホからだけでなく紙面で記事を読み解く気になったことが重要です。「これ知ってる?」「あれどう思った?」子供との新しいツールになっています。もうすぐ夏休みで帰省する子供に総会の話をしようと思います。「すぐ出来る小さな変化」から始めて、4年間でこれだけは死にもの狂いでやった!というものをお互い探したいね。お母さんは、勉強して英検1級を受けるよ、と話をしたら子供はきっと驚くことでしょう。親子でワンアップ!こんな気持ちになったのは何年ぶり、いえ何十年ぶりでしょうか。これも支部総会・父母懇談会・懇親会で多いに好奇心とチャレンジ精神を刺激されたおかげです。

本当にありがとうございました。子供にはこの格差社会の大海原を何を武器に泳いでいくかを見据えて生き抜く力を身につけてほしいと思いますが、その子ども達を見守っていく私たち大人の姿にもその資質が求められて然り、一生勉強なのだと痛感した会でした。

昨年9月・・・まだ高3だった息子が塾から帰宅して真顔で帰宅して真顔で私に尋ねました。「お母さん、人間の価値って何で決まると思う?」・・・なぜこの質問をしたのか私にはわかります。受験期に、しばし学校差別を感じさせる出来事があったからです。悔しい思いをしたからです。私は「学校は名前じゃないよ。その人がそこで何をしたか、どう生きるかだと思うよ」と答えました。価値観というものは、時代や環境、年齢や経験値によって変わっていくものです。しかし、変化の中にも普遍的な核となるものがあるはず。「人間の価値」とは何で決まるものなのか・・・この問いは子供自身がこれから長い人生の中で自分にとっての答えを見つけていくものです。中でも、この大学4年間は、どんな人との出会いを引き寄せ何を経験するかで大きく変わってきます。

子どもたちが今後どこでどんな職業に就いても、法政の名に恥じることなく生きてほしい。その積み重ねが世界を動かしていく、輝かしい活躍の場があると私は信じています。

                                              1年役員 酒井 みき 記

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